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ハーブ研究所ミルキーハウス薬膳学

〜海と陸に住む美しい生き物たち・・
動植物と共存し合う本来の姿〜環境問題に取り組みこれからの未来映像を明るいものに〜


長い文化文明の歴史の中で民族の違いや宗教的な風習や偏見もある中、インドのアーユルヴェーダを始めヨーロッパのハーブ学、東洋の漢方学等は、豊かな地球の環境資源があってこそ、生まれ育った植物や生き物を薬餌として受け継がれてきた伝統医学療法であり、近代薬学のもとになるものです。

経済産業社会に生きてきた私たちは、自らの手で地球環境を傷めてしまいました。環境汚染による地球温暖化やそれらによる生態系異変、底をついた地球の資源の中で、「健康」を作る食の安全確保は何処へ求めたら良いのか、私たちの心と体への不安障害は膨らむばかりです。

私たちは日本人。元々は草食人種。忘れてはならない日本人のルーツ(刻まれたDNA)を掘り起こす事で、また各国々の人種の体質と有用野菜等産物の食生活を知る事になり、残された資源の中で、私たちは命の延命維持の為に(またその逆の殺生の意味も有)何が有益で有効か研究していく必要があるとミルキーハウスは考えます。

今地球環境崩壊寸前のこの緊迫した時代こそ、地球のターニングポイントとして、また人の体内環境を、外因(体)と内因(心)に当てはめ意識啓蒙し、健やかで豊かな暮らしを一人一人が実践する事を願う、ハーブ研究所ミルキーハウス独自の「薬膳学」になります。


ハーブ研究所ミルキーハウスの未来構築




生きる 活きる 行きる=3つの「いきる」

宇宙の創造物と生命の小宇宙の世界。万物には全て陰陽があり、太陽と月、熱と冷の温度変化により、風が起こり陸と海が分かれ、その 海の潮の満ち干には命の誕生の不思議があると言われています。 私たちは人間として生まれた限り、地球上の全ての生き物たちと共存共栄しながら、豊かな自然界に在るものを活かし、生きて、行く知恵を働かせなければなりません。

  1. 人は「生きる」為、生命の存続の為に、食べなければなりません。食べ物は、体の中で、物理的、化学的、生物的消化を経て「栄養素」と言う形で吸収されます。
    そしてその代謝能力エネルギー量は、人それぞれの健康状態や取り巻く環境状態によって違い、栄養学で言うエネルギー数値基準はあくまでも一つの目安であり、個々の生体プログラムを入れない限り確かではありません。

    人が動くのに必要な(思考するのも細胞活性エネルギーを必要とします)瞬時エネルギーになる炭水化物、脂質、蛋白質の中の炭水化物一つとっても、その素因は「炭素」と「水素」と「酸素」になります。
    野菜にはどんな繊維質の野菜でも、葉脈、茎幹、根茎、それに種子部と各部位によって栄養配分量が違うものの、体に必要な栄養素が充分に含まれていて、単純に私たちが野菜を生で食べると言う行為は、その中にある「栄養素の水」と「酸素」を体の中に入れる事になります。

  2. 人は「生きる」為に、食べ物を「活かす」知恵をつけました。獣を屠殺して、火を使い焼いたり蒸して燻製にしたり、太陽と風を利用して乾物にしたり、塩で貯蔵したり、家畜の乳や野菜を醗酵させたりと、病気や死の恐怖から逃れる為に、人は長い年月の中で知恵を働かせて命を繋いできました。

    そしてお茶の木一つにしても、自生する場所の気候環境によって味や香りが違う事を人々は知り、それぞれの民族の中で楽しむ食文化が生まれました。この先どんな時代が来ようとも無駄のない生活環境作りに、食のみならず衣食住すべてにおいて、残された地球上にある貴重な資源を「活かす」研究を私たちは惜しんではなりません。

  3. 人は「生きる」為に、また命を永らえる為に、どんな時代が来ても「活かし」ながら生きて「行く」必要があります。家庭と言う小さな集合体から社会の大きな集合体へと、一生係わりながら学習していくことを忘れてはいけません。そしてどんな国に生まれても、死に行き歩む迄、人とふれ合い、またすべての陸や海の植物や生き物たちとふれ合いながら、その社会的な背景の中で、人として生まれてきたことの尊厳をこの地球上で保障されなければなりません。

生体に必要な基本の3要素

  1. 塩(塩分)

    食用の「塩」は本来真っ白です。鉄錆びや泥の汚れが混ざる事により茶褐色等の色の変化が見られます。自然塩、天然塩、ミネラル塩、天日塩の呼び方の他、陸地産の岩塩や製法の違いなど様々ですが海水塩が純度ともに健康に良い塩になります。「塩梅あんばい」と言う言葉どおり塩は料理の味の決め手になるものです。舌で舐めて感じる塩鹹い(からい)味の中にも、銅やマグネシウム含量で違ってくるまろやかな甘みがしますが、素材を柔らかく煮込む時に入れる塩の量とタイミング、素材の身を引き締め、色止めや保存醗酵等用途は色々ですが、塩は塩、ナトリウムNaの意味にしかありません。驚かれるかも知れませんが、野菜に含まれる栄養素量の割合と塩のミネラル量が金属や水と反応して美味いも不味いも決まると言って良いでしょう。塩がトマトのグルタミン酸と化学反応して甘くなる事もそうです。焼き塩にするのか塩をスパイス代わりに使うのか・・鍋素材が違うのか等、まさに調理人と切っても切れない塩の「塩梅」の世界は非科学ではなくサイエンスなのです。

    夏は汗とともに体のビタミンミネラルの損失量が多く、そんな時減塩と言う考え方は致命傷です。そうかと言って高血圧症や心臓疾患で療養中の方は摂り過ぎてはいけませんが、人の体は上手くしたもので塩辛い物を摂り過ぎた時は必然的に喉が渇き、水の補給をする事で体内の塩分量を調整し利尿する仕組みになっています。「塩」は生体維持に最も必要な要素で塩分無くしては生きる事ができません。塩分は腎臓を滋養する大切な役目があります。人の体は、血が滞ると癌の原因になりますが、塩分と水分バランスを調整しながら血液と反応し生体の中を循環しているのです。

    日本には大豆に塩を入れ麹菌で醗酵させた「味噌」の最高の和食文化があり、味噌で煮込んだ山梨の郷土料理「ほうとう鍋」で戦いに臨んだ甲斐の国の武将「武田信玄公」も塩と縁が深いのです。仏事にも「お清めの塩」として今日まで使われ、日本の代表するスポーツ相撲においても、土俵を神聖な場所としてお相撲さんが塩を撒く儀式を行っています。その他聖書の中にも「あなた方は地の塩である」と教えが記される等、「塩」は生きる上で体に必要な海からの贈り物と言うだけでは無くして、私たちの想像をはるかに超えた宇宙のメカニズムの中でもっと意味深いものがあるのかも知れません。



    都内にお住まいの健康相談でご依頼のあった方の話になりますが、爪が異常に剥離していて相当な病気があると判断致しました。早速病院の検査を受け子宮内膜症と診断され、お役に立てばと血流とミネラルバランスの話をし、「生き水」(朝、または夜寝る前の1杯の水は「生き水」と言われています)朝の寝起きに水に塩を少量(小さじ半量程度)入れゆっくりと飲む事を薦め毎日実行して頂きました。そして私は先ず彼女の生活環境を伺い、何らかの警告的な不安障害がストレスになっていると感じ、その障害になる事を払い前向きに生活出来ればと症状を伺いました。

    ご主人様の仕事の経営破たん、お子様の夜尿症、姑との葛藤・・略。頑張りすぎてしまって血流が回らなかったのでしょう。免疫機能が低下して血液が滞ると癌の原因になります。このまま入院して手術と言われていたようです。

    精神は心と脳、そして心臓、女性は子宮とも密接な関係です。女は子宮で考えると言う言葉もある位デリケートでホルモン様と密接しています。これだけ医療が発達していても癌は治らないと言われます。でも癌は絶対治ると言う学者もいます。果たしてどちらが本当でしょう。

    こんなにも塩に即効性がある筈はないと思いながらも、2ヶ月後の検査で彼 女に何が起きたか分かりませんが・・・。
    元気、気持ち、気合の「気」。病気をすっかり無にしてしまったその元は彼女の「心一つ」と言う事になります。それを奇跡と言うのか、偶然と言うのか私自身にも分かりませんが、ただ言える事は結果として「治癒」したと言う事です。


  2. 野菜とその栄養素水

    元々草食人種だった腸の長い日本人にとって、地層的に多い日本の水、軟水は、腸に優しく消化吸収を助けます。また火山国の日本はその恩恵で温泉が豊富で、泉質によって含有成分が違いますが、皮膚吸収と併せて温泉を飲用水として糖尿病や免疫代謝等の治療目的に利用されています。食べ物の消化形態で一番手っ取り早く滋養できるのは飲用する事、つまりお茶やスープになります。日本のお茶もビタミンCカテキン効果等と近年やっと話題になりましたが、何故日本ではハーブティーやら薬膳茶的所見なるものが遅れたのかと申し上げますと、単純に日本の水が当たり前のように安全で美味しかったからです。中国や西洋の各国々を巡ってみても大概真水として飲むには水質に問題があり、働き好きな日本人と違って良くお茶を飲む習慣(その逆の考えで質素に食事回数を減らす為とも言われている)があり、水にハーブや生薬を入れて煮出す事の方が真水より安全で癒しと健康効果を期待する為の今の茶文化が確立したと言えます。

    ここで生体に必要な要素が「日本の水」と言うのではありません。異常気象と温暖化、産業排水や農薬汚染、化学肥料による微生物の壊死から生きた土が無くなり地質学的にも環境的にも現状のままでは、近い時期に世界の食糧難民生活が必ず来ると言っても過言でありません。そんな懸念される環境の中で、日本のおいしい水の確保は残念ながら到底望めそうにありません。

    土壌を還しゼロ地点になって、農(物づくり・・昔は農そのものを言いました)に帰る事こそミルキーハウスの望みであります。

    色々な観点から薬餌と言う方向性で考えると、病気にならないように野菜を食べる事です。つまり生体に必要な2つ目の要素は、体のもとを作り滋養し有益で有効かつ薬理的な栄養素を含んだ「野菜とその栄養素(水)」になります。土から吸い込んだ水と太陽の光合成で育った野菜の中には、体に必要な栄養素(蛋白質、ビタミン、ミネラル等)がいっぱいです。土の中で育つ野菜は体の滋養が必要な時に極力食べるようにし、土の上に育つ葉っぱや種子花の香りも含めた野菜は、免疫系、ホルモン系、神経系が崩れて疲れていると思った時に、食欲中枢をリセットする意味でも五感を癒す野菜と考えて摂取するようにして下さい。

    犬や猫達が闇雲に青く伸びた雑草を食べたがるのは何故でしょう。彼らは獣の体の毛についたゴミやホコリを舌で舐めて、胃の中に溜まってしまった雑菌物を草と一緒に吐き出したり下痢を起こす事で、解毒する事が必然的に出来ているのです。健康でいる為に体のバランス調整をすると言う事は、食事をして養分で「滋養」するのか、過剰摂取した養分を意味のある食材を使って「解毒排泄」するかの判断を行い適切な食事療法をすると言う事です。具体的には、栄養豊富な旬野菜を優先し、食材の薬効を充分引き出しながらハーブやスパイスを有効活用し、野菜の「苦味」には内臓機能の炎症や解毒作用等その薬理効果があると考えた上で、野菜や果物の自然な甘みの糖分と合わせ調味し、そして温性野菜と冷性野菜の考えは素材の下処理や調理の仕方次第で如何様にもなると言うミルキーハウスの薬膳調理理論です。

    温暖化とともに日本の四季野菜も薄れ、西洋の植物ハーブも中国の生薬(動植物野菜や鉱物)も生態系が崩れてきている中、病院や施設学校等の集団調理現場を始め人々の口に入る食材の安心安全な野菜の確保がこれからの課題になります。そして今後たとえ水田が枯れ果て水稲が作れなくなっても、地球上どこでも栽培可能な主食にもなり得る完全食材に近い野菜をあえて挙げるとジャガ芋やサツマ芋等の芋類になります。


  3. 油(油分)

    弱肉強食の動物の世界では、敵から身を守る為に最低必要量の餌だけ食べ何日も放浪することができますが、それは生命を維持する貯蔵エネルギーとなる脂肪を摂取しておくからです。体内にある脂質と呼ばれるもの、そのほとんどが中性脂肪(単純に脂肪と言う)になります。聞き慣れたコレステロールは炭水化物や脂質から作られ、体を作る大切なものになります。脂肪は確かに肥満を忌み嫌うダメージ的な言葉のような気もしますが、脂肪(油分)は塩分や水分を体中に潤滑させるエネルギーを持つ生体を維持するのに必要な3つ目の要素です。

    どんな食事でも「腹八分目」と言う言葉があるように、食べ過ぎる事は体の酸化指数を増し細胞の老化を引き起こし、胃が膨らむばかりで思考力も劣るので余り理想的な食べ方と言えません。必要な脂肪と言え余分な脂肪分は血管を細くし動脈硬化を起こしやすくします。地球上の油脂は動植物水陸両生にありますが、食用肉や漁獲量の確保には限度があります。植物から採れる各国の食用油脂を並べると、米、大豆、菜種、もろこし、パーム、サフラワー、月見草、ローズヒップ、オリーブ、アーモンド、ピーナッツ、グレープシード、ココナッツ等の油脂があります。油の酸化ほど怖いものはありません。使い古した油を摂取すると中毒を起こします。これだけ多くの油脂食品と情報の中で体に無くてはならない油分ですが、体質に合った品質の確かな油脂を自身で選択する事です。

    近年健康志向も高まり、体に良い不飽和脂肪酸(善玉菌を増やしコレステロールの生成を抑える)のオレイン酸のオリーブオイルやノンカロリーの葡萄のグレープシードオイルなどは需要が伸びてきています。葡萄の栽培種が温暖化とともに変わりつつあるようですが、アフリカの熱帯地帯でも美味しいワインが作られ身近に飲めるようになりました。これからは砂漠化してくる土地に環境緑化の為の植林を行う事が必要になり、葡萄の木にしても、ワイン用と種子から採れる油脂用と有効活用すれば廃棄の問題も少なくてすみます。食だけでなく工業油脂も食用油脂と並行してこれからの地球環境資源対策を考えて行かなければなりません。

小宇宙の人間の体は、それはそれは遺伝組織図DNAなるものが一人一人違い未知の世界です。常に新薬が出ても異種の生体に刻まれたそのデータ結果は、研究を重ねに重ねた月日の中に置かれ、ずっとその先に過去データとして良くも悪くも事実のみが結果として残ります。今迄の当たり前だった信用が崩されていくこの現実の世の中にしっかりと目と向けて、基本の「食」への考え方を見直す事が必要です。

人は本来ホメオスターシスと呼ばれる生体恒常性、つまり何らかの刺激になるストレッサーが来ても、跳ね返そうとする力が生まれ備わっています。どんなに不安障害のものが立ち向かっても、人が生きていく上で、生態系に本当に必要な確かな要素を摂り入れながら、またその免疫になる力をご自分で「体」と「心」に巡らせてこそ、生きることの未来があり、本当の「健康」と言えるでしょう。

輿石 みゆき拝



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